「幸せとは何か?」
前回の「人生とは何か?」もそうですが、
こういうことを色々と考えちゃうんですよね。
「幸せは人によって違う」
そう言われてしまえば、それまでなんですが、
それでもやはり「幸せとは何か?」を突き詰めていきたいんです。
「幸せになんてなりたくない!」
なんて人はいないでしょうから。
幸せとウェルビーイング
「幸せとは何か?」
こう問われたときに、
僕が最初に浮かぶものは
「ウェルビーイング」です。
「ウェルビーイング」とは何か?
世界保健機関憲章前文 (日本WHO協会仮訳)では
以下のように書かれています。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
世界保健機関(WHO)憲章とは
健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、
肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。
また、厚生労働省の
『平成30年度第8回雇用政策研究会議事次第』の資料
『雇用政策研究会報告書概要(案)』では
以下のように書かれています。
「ウェル・ビーイング」とは、個人の権利や自己実現が保障され、
雇用政策研究会報告書概要(案)
身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念
つまり、「ウェルビーイング」とは、
身体的にも精神的にも社会的にも満たされた
「良い状態」であることです。
そして、それは
「健康である」とも言えるわけです。
さらに、ウェルビーイングは
「幸福」と訳されることもあります。
しかも、ただの幸福ではなく、
「持続的な」という意味合いを持った「幸福」です。
瞬間的な幸福ではなく、
「持続的な幸福」こそが幸せと呼べるのではないか?
僕はそう思うのです。
だから、
「幸せとは何か?」と言われたら、
「ウェルビーイング」がすぐに思いつきます。
「ウェルビーイングな状態を目指し、そして伝えていく」
これが僕の一つの目標でもあります。
ウェルビーイングを構成する要素
では、ウェルビーイングな状態とは、
具体的にどのような状態でしょうか?
- 身体的な健康:
健康的な食事、適度な運動、十分な睡眠など、
身体の健康を維持することは、ウェルビーイングの基盤となります。 - 精神的な安定:
ストレスをうまく管理し、心の安定を保つことは、幸福感に大きく影響します。 - 良好な人間関係:
家族や友人、恋人など、周りの人たちと良好な関係を築くことは、
心の支えとなり、幸福度を高めます。
基本的にはこの3つで説明できるかと思います。
「社会貢献が大事だよ!」とか、
「自己実現していきましょう!」とか言われますが、
それらは「精神的な安定」や「良好な人間関係」を
満たしていくことに繋がります。
だから、
「ウェルビーイング」を満たす手段としても
有効なものだと言えます。
逆に社会貢献や自己実現をしたとしても、
身体的、精神的、社会的に満たされないと思うのであれば、
目指す必要はないと思うんですよね。
人生は死ぬまでの暇つぶしだからこそ
前回の「人生とは何か?」という記事で
哲学者パスカルの言葉「人生は死ぬまでの暇つぶし」を取り上げました。
死ぬまでの暇つぶしなのだから、
「幸せを感じられないだろうなぁ」
と思うことはする必要はないと思うんですよね。
とは言っても、
「幸せを感じられないだろうなぁ」
と思いながらやってみたら、
めちゃめちゃ幸せを実感した、とかもありますけどね。
僕は元々文章を書くことが好きではなく、
かなり億劫に感じていた人ですが、
ブログで記事を書くようになってから、
文章を書くことが好きになった人だったりします。
そういうのがあるので、
「幸せを感じられないだろうなぁ」
と思って、スルーしてしまうと
もったいないときもあるんですよね。
もちろん、
「やっぱりダメだこりゃ」
ってときもありますが。
まぁ、そういうバランスを取りながら、
「一番楽しく、幸せに満ちた人生を歩むことができるであろうこと」
を選択していけばいいと思うのです。
ただ、自分だけの価値観だと
視野が狭くなってしまって、
選択を間違えてしまうことが多いので、
そういうときに本を読んだりするといいんじゃないかなと。
先人たちは、
すでに僕たちが悩んでいることに対して悩み尽くしているので、
先人たちから学ぶことで、
新たな世界を切り開いていけたりしますからね。
幸せとは何か?
今回は、「幸せ」の重要な要素の一つとして、
「ウェルビーイング」についてお話してみました。
心身ともに健康で、
良好な人間関係を築き、
自分らしく生きること。
これらはおそらく誰もが納得する、
僕たちを「幸せ」へと導く道しるべと言えるのではないかと思います。
とは言っても、
「幸せ」の形は人それぞれ。
そのそれぞれの形を言語化していくためにも、
幸せに関する記事はこれからも書き続けたいと思います。
それでは、また!